第 5 節  重要品質チェック表<


重要品質チェック表は、作業指導書の中におり込まれているものである。

そして、「▽S]の部品(重要保安部品・保安部品)およぴ、現場で特に重要であると判断した部品の品質チェックを、どのような目的で、どこを、だれが、どんな方法でやっているのかを記入する。

また、部品別能力表の中の刃具交換についても記入し、標準作業票と同じように現場へ掲示する。

次に記入項目・内容について説明する。

(1)品番・品名
部品別能力表に準じて記入する。

(2)機番・工程名
作業要領書に準じて記入する。

(3)どこを
部品のどの部分をチェックするのかを記入する。

(4) なにで
どのような測定器具(例、ゲージ)を使用してチェックするのかを記入する。

(5)セッチング時と作業始め
セッチング時と作業始め時に、だれが、どのようにチェックするのかを記人する。
(例)□連2……班長が続けて2個チェックする。

(6)抜き取り
抜き取りチェックは、どのようにおこなうかを記入する。
(例)△1/10……作業者が10個に1個抜き取り、チェックする。

(7)刃具交換
刃具交換は、だれが、どのくらいの頻度でおこなうか記入する。
(例)50/□……班長が50個ごとに1回、刃具交換をおこなう。

(8)ねらい
後工程へ安心して流すことのできる目標品質を記入する。

(9)図 示
品質チェックの個所をわかりやすく図示する。

(10)どうして
何のためにそれらの品質チェックが必要であるか、その目的を記入する。
場合によっては、この項目を一番はじめに検討し記入する。